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再発率

平成12年〜14年度総合研究報告(がん研究助成金 総合研究より)

全国76施設、約200病院で臨床的・基礎的共同研究を行った。 急性骨髄性白血病(AML)のAML97 studyには 809例が登録され、完全寛解(CR)率は78%、 全症例の4年生存率は44%、寛解例の4年無再発生存率は30%であった。


造血幹細胞移植群の4年生存率は45%で、移植対照群の23%と有意差はないものの(p=0.5)、 優れている可能性が示唆された。


急性前骨髄球性白血病に対するAPL97 studyには304例が登録され、 報告271例中94%にCRが得られ、全例の生存率は88%、無病生存率は73%と優れていた。 PML-RARαは寛解時には49%、地固め療法終了時に220例全例が陰性化した。


成人急性リンパ性白血病に対するALL97 studyには434例が登録され、CR率76%、 3年生存率は40%であった。


未治療慢性期慢性骨髄性白血病に対しBCR/ABL チロシンキナーゼ選択的阻害薬イマチニブを用いた 新しいプロトコールCML202の登録を開始した。 AMLにおいてFLT3遺伝子変異は「ホモ型」の予後が最も不良であった。


成人難治性白血病に対する治療法の開発と標準的治療法確立に関する研究から上記文章は引用。


※4年生存率はある治療を受けた患者さんの集団の中で4年後生存している人の割合であり、 4年無病生存率は4年後再発が無く生存している人の割合です。一般的にがんの場合、 発病後5年以降の再発はほとんどないため、5年が経過すればようやく「治癒」という事になります。 また、1年目、2年目、3年目と時間の経過とともに、再発する可能性も低くなります。


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JALSG急性前骨髄球性白血病(APL)の治療成績

JALSG急性前骨髄球性白血病(APL)の治療成績


JALSG(日本成人白血病治療共同研究グループ)のAPLに関する治療成績の報告です。


JALSG-APL97登録症例の有害事象


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最近の動向

※日本ではトリセノックスは再発用の薬の為、初発では健康保険内で使用できないようです。


急性前骨髄球性白血病患者には最初からATRAと亜ヒ酸を用いるのが有用

急性前骨髄球性白血病患者(APL)には全トランスレチノイン酸(ATRA)と亜ヒ酸を最初から利用することで 長期間の生存率を大幅に高められることが明らかとなった。2006年12月9日〜12日に米オーランドで開催されている米国血液学会で、 中国RuiJin病院のSai-Juan Chen氏らの研究グループが発表した。

1986年から中国でAPLに対してATRAの投薬が始まり劇的な効果が認められ、完全寛解率は90%から95%に到達した。 さらにATRAと化学療法剤を利用した地固め療法、維持療法を行うことで5年間の全生存率は60%から70%に到達した (日本の標準治療プロトコール)。 その後、亜ヒ酸が初発、再発のAPLに有効なことが明らかとなり、ATRA、化学療法で治療を受けた再発患者の標準療法となっている。

しかし、かなりの比率でAPL患者に再発が起こり、治療に抵抗性となることが問題とされていた。 ATRAと亜ヒ酸は異なった作用経路を介して同一の分子標的(PML-RARα融合たんぱく質) に作用することが明らかにされ、マウスを用いた実験で 併用すると白血病細胞の排除を相乗的に高めることが分かっていた。 そのため、Chen氏らは新たにAPLと診断された患者の初期治療として、ATRAと亜ヒ酸を併用する臨床試験に取り組んだ。

Chen氏らは、ATRAと亜ヒ酸の導入療法によって完全寛解となった患者に、ATRA、亜ヒ酸、 メトトレキサートによる3サイクルの地固め療法と5サイクルの維持療法を行った。2001年4月から60人の APL患者に対して治療が行われ、完全寛解になった患者は56人だった。このうち2006年 4月までに56人中 2人が髄外再発を起こし、1人は骨髄にも再発を起こしていた。2人の患者ともATRAと亜ヒ酸、 化学療法剤の治療により再び完全寛解となった。1人の患者は、突然死亡したが、中枢神経系白血病が疑われるという。

これらの結果、従来の治療法では平均フォローアップ期間が56カ月で4年間の全生存率が83.4%、 イベントなしの生存率が45.6%であったのに対して、ATRAと亜ヒ酸を併用すると、 平均フォローアップ期間が48カ月で4年間の全生存率が98.1%、 イベントなしの生存率が94.2%と大きく改善できることが明らかとなった。


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医療の難しさ…。

色々と迷った上で、化学療法による維持療法を選択しましたが、意味がなかったようです。 肝臓の状態も悪くなり、金銭的にもきつい状態でしたが、少しでもがんに効くならと思い頑張りました。でも、維持療法をしない方が良かったなんて。 改めて医療の難しさを感じました。自家移植と骨髄移植の選択はどういう結果になるのかなぁ…。不安です。



JALSG APL97試験の結果が報告された。解析対象となった283例の寛解率は94%、6年DFS 84%、OS 69%であった。 地固め療法終了時点で骨髄細胞におけるPML-RARaが陰性となった症例は6コースの維持強化療法群と無治療群にランダマイズされた。 6年DFSは63% vs 80% (p=0.20)、6年OSは86% vs 99% (p=0.01) と無治療群が優り、 寛解期間3年以降の遅発性再発が無治療群では認めなかったのに対して、化学療法群では8例に認められた。
Maintenance therapy for APL patients with negative PML-RARa.

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